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ボードゲームにおけるクラウドファンディングに思うこと

ここの所、話題になっているボードゲーム制作におけるクラウドファンディング。
色々とツイートしていたのですが、自分の中でまとめができたので、記事にしてみました。
基本的には製作者向けです。


クラウドファンディングと自分

私が出資者としてクラウドファンディングを始めたのはちょうど1年前。使っているのは米kickstarterで、全部で9つのプロジェクト、総額で$577の出資をしています。
内訳は、アナログゲームが7、ゲーム用トークンが1、デジタルゲームが1です。
これが多いか少ないか分かりませんがw

個人的には、自分はあまりボードゲームを買わないゲーマーだと思うので、国内で使う金額に近い比率を出資していそうです。

その他には、国内でどんなサービスがあるか、自分が使うつもりでサポートに問い合わせたりをしました。

基本的には、国内流通・同人であまり興味を引くゲームがない時に見てる感じです。


kickstarterと国内サービスの違い

今の話題の中で上がっているとは思いますが、主に手数料の割合などが異なります。日本のサービスの方が割高です。

ただ、個人的な意見として、これについてはボードゲームとは一切関係のない部分かなと思います。サービス自体の普及に関する問題です。

例えば、自サイトでの募集なら手数料は発生しませんが、金銭的な信用はより必要になるわけですし、支払い方法も少ないかもしれません。
また、「手数料が高い=作品が割高」になるかどうかは、作品にどれだけ価値を込められるのか、という製作者次第だと思います。

製作者・出資者ともに、自分の都合に合ったサービスや形態を使えば良いでしょうし、そのサービス自体が良くなければ、プロジェクトの魅力にも影響が出てくると思います。


出資者の要素と特徴

出資には、寄付・購入・投資の3つの要素があり、人によりその割合が異なって存在していると考えています。

クラウドを利用する際には、必ずメリットとして上げられる「プロジェクトが達成しなければ支払いは発生しない」という言葉があります。
クラウドの利用は誰にとってのメリットでしょうか?

①製作者
製作者にとってのクラウド利用は、
・制作前の資金調達
・ニーズの把握
・あるかないか程度の広告宣伝
など様々なメリットがあります。
また、達成しなかった場合に特別、責任が生まれないのもメリットだと思います。
どうせ自己資金で制作するなら、まず人から集められるかやれるだけやってみる。そんな風に思う人もいるかもしれません。

②寄付としての出資者
その製作者を応援したい、業界を応援したい、などの理由から「寄付」として出資する人がいます。
そういったパターンでは、従来より寄付のしやすい形態ではあると思います。
まぁ、より熱心に応援したいのであれば、他の方法の方が効率は良さそうですが。

〈特徴〉
製作者の応援という意味では、サービスの利用は簡単に寄付ができる方法となります。ただし、成立しない場合には寄付にならない。
リターン(対価)を必要としていないが、人により活動報告やその後の経過などは知りたいと思っているのではないでしょうか。


③購入としての出資者
ボードゲームの場合、ほぼ対価として「完成したゲーム」がありますので、出資金=ゲーム代金として利用する人が最も多いのではないかと思います。
この場合、出資者は出資金額がその作品の価値に見あっているか、を判断します。
ここでのメリットは、「クラウドでなければ実現しないような面白い企画」と「成立すれば手に入る予約的な意味合い」が挙げられます。

〈特徴〉
購入という要素では、他の通販サイトなどと大差ないと思います。
その分、一般的な国内流通・同人の作品と何が違うのか、明確な魅力は必要だと思います。


④投資としての出資者
クラウド(または前入金制の予約)では、出資者は作品がまだ完成する前に、自らの資金を提供するわけです。人により上記のような寄付・購入の要素が大きいかもしれませんが、そこには「完成物への期待」という部分が含まれていると思います。
サービスとして見ると、目標金額より上回る分にはいくらでも資金調達が可能であり、製作数が増える分だけ原価も下がりますので、「人気が出るほど制作費に余裕が生まれる」と思います。

〈特徴〉
この投資メリットだけを目的にした出資者は、まずいないのではないかとw 逆に明確でないにしろ、全ての出資者に何かしらの期待はあると思います。


気をつけたいこと

自分での利用を検討した事もあり、もし自分でプロジェクトを立ち上げるなら、こんなことに気をつけたいと思います。

①プロジェクトとしての魅力
そもそも、自己資金では足りない程の事をしようとし、プロジェクトを立ち上げるわけです。
なので、当然そこには「応援したい」「形にしたい」と思ってもらえる様な魅力がなければ共感されません。

また、プロジェクトの成否に関わらず製作されるのであれば、わざわざ前入金で購入するのは手間・損が残るだけです。製作されゲームとしての評価が分かってから購入を検討できた方が、よっぽど購入者にとってのメリットがあります。
成立しなければ手に入らない、このプロジェクトだけの付加価値がある、などは必要だと思います。

個人的な精神論的になりますが、やはり熱意や覚悟のあるものにこそ、投資したいなと思います。


②目標の設定
プロジェクトには成否を判断する目標金額があります。これには完成品としての価値・原価・生産数など、様々な要因があり一概に言えません。
また製作者の理想とも関わってくるのですが、「出資者が理解できる最低限」が目標で良いのではないかと思います。

例えば、プレイに際してカードで済むコンポーネントをより高価なボードにしたとします。そこには、「この仕様で作りたい」という製作者の気持ちもありますし、「プレイに差がなければ、より安価な方が価値を感じる」という出資者もいます。

あまり盲目的にならず、「どうあるべきか」を考えられれば一番でしょうか。


③リターンを優先する気持ち
忘れてはいけないのは、出資者が「完成した物がない段階で、資金を託してくれている」ということです。

寄付・購入・投資それぞれに対して、
・活動報告や活動予定
・作品としての満足度
・製作努力によるさらなる価値の向上
を目指していきたいですね。
現状ストレッチゴールも設定されてないですし、余地はまだまだあるはず。

念のため言うと、これは「製作者自身は利益を得るべきではない」って事ではないです。製作している身として、イベント参加など製作原価以外にも活動費など諸々掛かることも承知しています。
ただ、そういう経費は出資者にとっては「製作者の都合」でしかないようにも思います。
それだけを言い訳にせず、双方にとって十分なプラスがある形が理想ですね。


先の話
まだまだ発展途上な国内クラウドサービスで、ボードゲームにおける利用もこれからだと思います。
そういう意味では、現在出資の募集をしているプロジェクトに関しては、色々と大変だと思います。

これにはもちろん、国内のクラウドファンディングサービス自体の発展が不可欠に感じます。

米kickstarterを先進であるとするなら、同人ボードゲーム製作者のみのサービスでなく、もっと多くの人が気軽に参加できると良いなと思います。
例えば、
・ボードゲーム所有数500個以上のマニアが議論して作ったゲームラック
・国内絶版になった名作の再販
みたいな企画が出てくると面白いですね。

現状の同人製作では、自己資金でどのくらいニーズがあるか不安な中製作をし在庫を持ち、製作者の負担が大きいのは事実です。
その中で、面白いアイデアなのに資金・手間・時間など様々な理由でボツになっている企画があるとしたら、勿体無いことだと思います。
そういった物が少しでも形になる可能性があれば。


最後に
色々な事情が分かるので、そう簡単な事ではないのは分かります。
しかし、「国内クラウドファンディングサービスでは面白いボードゲームは作れない」というようなイメージが固定してしまうのが、最も恐るべき事ではないかと思います。

これからも、「どうしたら良い方向に向うか」を忘れず、クラウドファンディングサービスが定着・盛り上がっていけば良いなと思います。











活動報告

いや、活動してないことの報告ですw


先月の北陸ボドゲフリマでの販売を終え、バネストさんでのショップ委託を予定していたムブガ。
今月頭にはと思っていたのですが、例年以上に今年の繁忙期が忙しく、制作作業が進んでいません。
申し訳ありません。

制作が出来次第、バネストさんにお願いしたいと思っています。
ちなみに、ゆっくりペースですが、大阪ボドゲフリマ・ゲームマーケット秋あたりでムブガの初版は終わりになりそう。


その後、再販に向けたバージョンアップ計画に入りますが、その前に、小箱サイズのトリックテイキングな新作カードゲームを予定しています。
イベント的には1月の名古屋ボドゲフリマか、3月のゲムマ大阪あたりかな。


個人なこと以外にもボドゲ界隈は活発な動きなので、落ち着いたらブログ更新もキチンとしていきたいところ。

【MBUGA】北陸ボードゲームフリーマーケット委託など

ボードゲームシーンで、東京・大阪・名古屋に次ぐ「北陸」。
この度、その北陸でボードゲームのフリーマーケットが行われます。



ゲムマ大阪に出展された福井の「ちゃがちゃがゲームズ」さんが主体となり、近県のほか、大阪・名古屋からも出展がある、「ボードゲームの祭典」に相応しい内容になっています。

活動が活発とはいえ、地方のイベントでこれほどのクオリティになっているのは、主催・協力されている方の実力だと思います。
素晴らしい!そして恐ろしいw


このイベントには、ツイッターなどで交流のあるボドゲ関係の方が参加しているのですが、生憎、自分は本業が忙しく参加できず。。。

なので、少しでも何か絡みたいと思い、MBUGAの委託販売を行うことにしました!!!
委託先は、ゲームマーケット春と同様に、「ゲームストア・バネスト」さんになります。
フリーマーケットと同会場で、同人作品が正直どのくらい動くか分かりませんが、興味のある方は見にきて下さい!

と、同時に、出展される「ゲームNOWA」さんのオリジナルTシャツをデザインさせて頂きました。
会場で販売予定なので、こちらもチェックです。

<

それに絡み、MBUGAは今週いっぱいで自サイトでの販売を一度お休みします。
本業が落ち着いた秋~冬頃には、また始まる予定です。
それまでの間、名古屋にあります「ゲームストア・バネスト」さんで、店頭・通販での販売をお願いすることになりました。
そちらはイベント終了後の、月末~来月頭くらいではないかと予想しています。

名古屋の方、またバネストさんでのご購入を希望されていた方は、この機会によろしくお願い致します。





と、告知はこのくらい。

近況は、多忙につき秋ゲムマのサークル参加は無いので、一般参加をどうしようかなぁと思ってますw
会いたい人は多いんですが、まだまだ都合が分からないところ。

MBUGAの第二版へ向けたブラッシュアップや研究。周りでボードゲームを作っている人との、ノウハウ共有の為の組合作り。
とりあえず新作は後にして、今はその辺りに力を入れていきたいと思ってますが、シール貼りが終わるまではどうにも動けずw
これも夏の終り~秋くらいから本格化って感じですかね。


つまり、ボドゲでは目立った動きがなく、忙しくしているといった感じでw
北陸ボードゲームフリーマーケットを応援しつつ、どうにか夏を乗り切りたいと思いますw

あまりにも更新してないので



こちらが新作の「MBUGA ~Survive on South Savanna~」ですw
ツイッターではちょっと前に上げていたのですが、公式ブログが後回しに。

現在はテスト&正式なデザイン制作の段階に入っておりますが、
ちょこちょこと情報を出していけたらな、と。


ちなみに、ゲムマ春も委託しない限りは不参加となっていますので、
通販とかショップ委託とかで販売開始かな~。

DBG総会(テスト会)

油断してたら広告表示されてたw

昨年よりDreamBoardGame在籍になったのですが、基本的に自分が東京に行ける時間が無く、
先日、ようやくミーティング及び、テスト会ができました。
(ちなみに、何にも画像を撮らなかったww)


まずは、テスト前に『スパイス商人』をプレイ。
2人プレイだからか、戦略の振り幅が小さいような、腑に落ちずに終了。
まぁ、ハードルが下がって助かったけれどw


続いて、春向けの自作『MBUGA(ムブガ)』をプレイ。
あまり時間がなく、一人テストを修正せず、そのまま持って行ったのだけど、好評価!!
もちろん指摘の点もあったけれど、気になった点が同じだったり、
話していてアイデアがどんどん膨らんだり、仲間ってほんとにありがたい。

DBG的にゴーサインも貰えたので、制作もしっかり進めていきたい所。

ただ、自分はゲムマ春に行けないのが確定しているので、サークルとして参加するかどうか。。。
イベントじゃないと売れない様な作品にはしていないので、
販促の方法も模索していかないとなー。


その後は、さすがのクニちー『キングダム』、経営手腕の問われる『ホテルサモア』、リメイクの出る同人版『グリモワール』をプレイ。


今回色々とプレイして思ったのは、「思考の幅」と「制限」の大事さ。
スパイス商人は、伏せタイル・手札・配置する場所と、ゲームとしての選択肢は多くても、「相手に勝利する」という制限(=条件)下では、一辺倒な対応しかできない感じ。
逆にキングダムは、タイルを1枚置く・城を置く・伏せタイルを置くから1つ、と取れるアクションが少ないのに、それぞれを選んだ際の計算の幅が大きく、きちんと結果も伴う。
ホテルサモアは、施設の購入にしろ、お客のセリや配置にしろ、それぞれの短期的な計算と長期的な計算のバランスが良く、思考の幅である手札や部屋は、自分で使用した時点から制限に変わる、表裏一体といった印象。
グリモワールは「制限」がありそうでなく、選択肢はとても多いのに「思考の幅」がとても小さい、なんとも捉えにくい感じ。そもそも2人でプレイするゲームじゃないのかなぁ。


これらを活かして、MBUGAをよりよい作品に仕上げよう!

プロフィール

雨宮 [space_elevator]

Author:雨宮 [space_elevator]
アナログゲーム好きが高じて、昨年から本格的な製作に入りました。やりたい気持ちの反面、時間が取れない日々ですが、こつこつと。

製作物に関しては、【作品紹介】の項目から、作品名をクリックしてください。

→所持一覧

Twitter...

作品紹介

■MBUGA ~Survive on South Savanna~■
 プレイ人数:2~5人
 プレイ時間:45-60分
 推奨年齢:10歳以上
 ジャンル:ダイスマネジメント+陣取り
 →総合ページはコチラ


■QuattRide Wars■
 プレイ人数:2人
 プレイ時間:30-45分
 推奨年齢:12歳以上
 ジャンル:隊列式チームバトル
 問い合わせ先:(krqrwあっとyahooどっとcoドットjp)

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